イナズマン Vol.1 [DVD]
所属カテゴリー:イナズマン
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※ 価格等のデータは日本時間 2008/12/05 07:41:16 時点のものです。
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イナズマン Vol.1 [DVD]購入者の感想
バラバンバラはイナズマンの母ー何というナイスなタイトルだろう。一度聞いたら忘れられない。一言でその内容を如実に表現している。まさにヒーローものにふさわしい……そこまで言うとちょっとイヤミか。
主人公も敵も超能力を使うミュータント(新人類)という事で、いわば超能力戦の変身ヒーロー作品。“チョウ(蝶)能力”に引っ掛けた、サナギマンからイナズマンへの2段変身も特徴の一つ。
監督陣は『仮面ライダーV3』を中盤まで担当後にスライド登板した、田口勝彦・山田稔・塚田正熙。メインスポンサーが松下電器なのが制作予算にも反映しているのか、イナズマンの空飛ぶ愛車・ライジンゴーの場面など、特撮カットは当時の仮面ライダーシリーズより比較的に増えている。
しかし、サナギマン変身の合成アニメが漫画的な作画だったり、当時の制作条件下での超能力表現の苦慮、「仮面ライダー」の亜流の感を脱し切れない作風など、今一つ独自のイメージが出にくかったのも確か。だが原作者・石ノ森章太郎が監督を務めた傑作・第11話「バラバンバラはイナズマンの母」での映像感覚やドラマ性が、この番組の方向性を決める重要な一石を投じている。サナギマン変身場面が多重露光のストロボアクションに改められたり、渡辺宙明によるBGM第2回録音分(東映特撮ヒーロー路線の宙明BGMでは多分ストリングス初導入)の登場もこの回からである。こうしたシリーズ全体への変容が、やがて(いずれDVD化してくれると切望するが)第26話を機に、ハードボイルド調特撮ヒーローの傑作『イナズマンF(フラッシュ)』への看板替えという奇跡を呼ぶ。
ところで、アクション場面のシュールな効果音も特徴的。金属を一打した音にフィードバック効果を掛けた格闘音、木板に将棋駒の塊を叩きつけたかのような転倒音、当時のシンセサイザーによる素材と思しきイナズマンのジャンプ音、「ザクッ」とクリスピーな(?)聴感の着地音……などなど、独特なスタンスの音の表現にもご注目を。