DVD ウルトラQ VOL.7
所属カテゴリー:ウルトラQ
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※ 価格等のデータは日本時間 2008/11/21 07:52:32 時点のものです。
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DVD ウルトラQ VOL.7購入者の感想
CGでは絶対出来ない作品。
作り手の努力がものすごく伝わります。
当時、幼稚園か小学生だったと思いますが、
「悪魔っ子リリー」は衝撃を受けました。
幽体離脱などという言葉も無かった時代、
今見れば、下手な合成映像なのですが、
当時の恐怖が甦りました。
「あけてくれ」も、今見ると、現実逃避願望を見事に描いた作品。
もっとも、子供のころは理解出来ませんでしたけど・・・
約40年前に登場したウルトラQの魅力は、
先進的な科学技術の裏打ちと、社会情勢をしっかり見据えている所にあると私は思っていますが、
VOL7は、人間の精神・心理もしっかり洞察した作品が中心になっています。
職場にも・家庭にも居場所を見出せなくなった中年サラリーマンが、現実から離れ
”異世界”へと向う電車に乗り合わせてしまう「あけてくれ」・・
催眠術をきっかけに、亡くした母を慕う少女の肉体と精神が乖離してしまう「悪魔っ子」・・
ボクシングの世界タイトル戦を目前にして突然失踪し、サーカス団に紛れピエロとして働く
青年の苦悩を描く「燃えろ栄光」・・
等、現代にも十分通用するテーマを取上げ、30分という短い時間の中で人間の精神性を
深く描いています。
特に、「燃えろ栄光」は若者の移ろいがちな精神をきっちり描き、余韻も残した、
秀逸な青春ドラマだと思います。
現状に悩んでいる人達にも是非見ていただきたい作品群です。
トドラの話は飛行機が行方不明になるお話。当時の飛行機事故と重なり放映が終わりに持ってこられた。
そういえばペギラも飛行機が墜落したシーンがあったけ。
ウルトラQも飛行機事故には弱い。
一番「アンバランス・ゾーン」している最終巻です。
つかれきった日常に「ふとこのままエレベーターが無限に下降したら」そんな想像、わたしもしたことがあったから。
これは笑い話になるんですが、未だに「電車が線路を離れ空を飛ぶ」というCMを見ると「あけてくれ」を思い出すわけです。
CMでは「夢のある光景」みたいに描かれてましたけど、そこに描かれている動機は一緒に感じましたから。
「ふと、日常を離れる」
この現代、「鬱」を自認する人も多いようにかんじます。
そういう人が乗り込んでしまう電車、救いのようで、やっぱり怖い。
これはいかなる時代の人が見ようと、深くうなづける面もあり、そして深く恐怖する一本です。
「あけてくれ」と叫ぶ男が最後に「俺も連れて行ってくれ」と悲痛に叫ぶ。
やるせなく、それでも日々黙々と過ごす日常。
初回放映時に放送されなかったのもうなづけますが、むしろ今の子供の方がこの話しに素直に共感できるのではないか、とさえ思えるのが「今この現代、日常はひょっとしてアンバランス・ゾーン?」
という気にさえなります。
ウルトラQ VOL.7は超常現象を扱った「悪魔っ子」「あけてくれ」の二話と怪獣物「燃えろ栄光」「206便消滅す」の二話の計四話を収録。「悪魔っ子」はあどけない子供の精神と肉体が分離し、精神体がそれこそ幼児的な欲求から恐るべき犯罪を犯したり、ついには肉体をも滅ぼそうとしたりするストーリーが現代ホラーにも通じ、見る者を震撼させる。「燃えろ栄光」はゲンをかつぐということを怪獣ピーターに投射して、精神病理の域にまでうがった一作。「206便消滅す」は飛行機遭難=四次元空間への迷いこみとしたウルトラQ流解釈がさすが。さらに四次元怪獣トドラに迫られながら、凶悪犯との格闘でパイロットを失った飛行機を、万城目と一平が操縦して四次元空間脱出を試みるシーンには誰でが手に汗握ることだろう。「あけてくれ」はその難解さゆえに初回放映時にはカットされたものだが、そこに描かれた現実逃避はいまの我々にとって最も身近なアンバランス・ゾーンへの入り口であることを感じさせる。大人向けの怖い一話だ。