「仮面ライダー響鬼」の事情―ドキュメント、ヒーローはどう“設定”されたのか
|
こちらから購入できます! 1,500 円以上なので送料無料! |
※ 価格等のデータは日本時間 2009/01/07 07:53:30 時点のものです。
「「仮面ライダー響鬼」の事情―ドキュメント、ヒーローはどう“設定”されたのか」関連商品
|
輝―仮面ライダー響鬼写真集 |
|
響鬼探究 |
|
仮面ライダー響鬼 一之巻~二十九之巻 パーフェクト・アーカイブ・シリーズ 1 |
|
仮面ライダー響鬼―三十之巻~最終之巻 (パーフェクト・アーカイブ・シリーズ) |





「仮面ライダー響鬼」の事情―ドキュメント、ヒーローはどう“設定”されたのか購入者の感想
ライダー関連の書籍で有りながら『東映非公認』と云うのが気になり読みましたが、
一体、東映にとって何が不都合なのか全く判りませんでした。何処に東映に
”不都合な真実”が有るのか?
作者は放送前までに響鬼に携わっていたので、ファンが最も知りたかったであろう事実の一つ
『プロデューサー交代の”事情”』は書かれていません。
( と云うより、あえて書く必要が無い、と判断した作者の賢明な判断が
この本を在り来たりの暴露本に貶めなかった、と言えるでしょう)
交代云々それを除いても、1年間限定のキャラビジネスと作品世界の設定の
擦り合せ作業の四苦八苦振りが手に取る様に判り、中でも
『 商品開発が殆ど見切り発車で進められる 』のが傑作でした。
( だから時々、テレビの決めセリフや効果音とかと一致しない
電動玩具があるのか、と言う謎が解けました W )
逆に企画内容でどれだけライダーを離れても、結局、ライダーに転用できる、のは
やはり、ライダーや原作者の石ノ森先生の発想力の懐が物凄く深い、という事を
改めて認識させられました。
星が4つなのは、(作者のせいでは無いのですが)企画段階のデザイン画などが掲載出来ない事
。一日も早く、東映公認書籍になります様に。
いろいろといわくのあった、響鬼に関するドキュメントです。
でも、皆が知りたかった、プロデューサー交代劇に関しては触れられていません。
実際には、準備から放映直前までの出来事がつづられています。
「響鬼」は、メインライターにきだつよし氏を迎えて、おっさんがライダーなど、平成ライダーに興味が無かった私をライダー好きにしました(今では、どっぷりライダーな週末ですが)。
「響鬼」の世界観は、今でも大好きです。
なんてたって、ライダー同士の死闘なんかが無いところがいいです。
無茶なタイムパラドックスも、意味深な台詞もなし。
しっかりした世界感でした。
ま、子供には受け入れられなかったようですが。
さて、この本。残念ながら東映の公認を得らていません。
なので途中の図版などは、まったく紹介されていません。
それでも、バンダイや、テレビ朝日との戦い。
仮面ライダーであることの葛藤。
作品を作り上げていく上での試行錯誤など、読みどころがあります。
「響鬼」の前半が好きだった人は、読んでみてください。
これは考えられがちな暴露本などではなく、とても著者の誠実であろうという姿勢を感じた。
「響鬼」という名前、太鼓を叩いて敵を倒すという発想・・・それら番組の画期的だった部分が著者によるものであるということ、そして太鼓を実際に習うなど、損得抜きで文字通り全身で企画に取り組んだ著者の姿勢(かつて「巨人の星」の担当編集者が川崎のぼる相手に実際にフォークボールを投げてみせたという逸話を想起)には感銘を受けた。
現行作品もむろん魅力的だが企画段階のいろんな方向性としての「こうであったら」と思う瞬間が本の中にいくつもあり、興奮した。とかく論議の対象となりがちだった響鬼の展開だが答えはひとつと決めてかかるのではなく、いろんな可能性を示唆してくれる本。
その著者である片岡力さんをゲストに迎えたネットラジオをUPしました。
本の成立の経緯、響鬼という番組についてなど、熱いトークになっています。
ひとつの企画が成立するまでの経緯をここまで時系列を追って克明に書いた本は他にないと思います!
キリミヤシネマラジオ
〜切通理作と宮川ひろみの映画館〜
http://www.voiceblog.jp/miyagawa/
※上記のネットラジオはスポンサー抜きのまったくの非営利ですので商業行為の宣伝にはあたらないと考えております。この著者と純粋に話したいと思ってのボイス収録だったことをご理解くだされば幸いです。
本書は、特撮ヒーロー番組『仮面ライダー響鬼』の企画段階から放送直前まで物語の基本設定作りに携わったライター兼エディターの回想記(?)だ。当初『響鬼』が仮面ライダーとは全く別の新しいヒーロー物として構想されていたこと、それがスポンサーサイドの強権発動で覆されて木に竹を接ぐようにして『仮面ライダー』になったことなど、数々の興味深い内幕が綴られている。「完全新生」を謳った内実がこんなものだったとは……!
確かに『響鬼』はあまりにも異色なライダーだったが、これなら納得がいくというもの。
著者の後書きによると本書は製作会社である東映の反対を押し切る形で出版に至ったという。「本書の刊行によって、東映作品がらみの仕事が来ることはまず、なくなった。ということは、特撮ライターとしての命脈を事実上絶たれたことになる。」とは著者の弁だが、本当にそうだろうか? 番組制作の楽屋裏を公開されて東映に喜ぶ理由はないにしろ、別にダメージも大してなかろうというのが読後の感想だ。東映がそんなに狭量な会社でないことを祈りたい。
正直なところ、諸々の制約を受けて読み物としては中途半端な内容になってしまっていると思うが、現在のキャラクタービジネスの一端を窺い知るに有益な素材だ。
その外観はもちろん、物語的にも異色のライダー「響鬼」。
物語途中でのプロデューサー交代及び作風の変化という、最近の特撮では稀な事態が生じたことが記憶に新しく、ネット上の特撮スレでは、今でもその賛否に少し触れただけで大荒れとなることが多いようです。この本は、タイトルだけ見ると、一見、その真相に迫る本又は当時の内情暴露本かとも思ってしまいますが、サブタイトルにもあるように、この異色のライダーがどのように設定されていったかを、作品のコンセプトやライダー及び敵側の設定、一年を通しての大まかなストーリーラインを作る「文芸チーム」の一員として番組放映前まで関わった著者が詳細に綴った東映"非"公認の本です。
非仮面ライダーとして「変身忍者嵐」をモチーフに練られ始めた企画、敵の存在や人を襲う理由などの理屈づけ(当初はかなりSFチックだった!)、音で敵を倒す「音撃」の設定過程、そして配役決定に至るまでが記されており、かなり読み応えがあります。また、「こういうのも見てみたかったな」と思わせてくれるような没プロットや設定も(文字のみですが)多数収録されているほか、打合せの場面からは当時の制作サイド、スポンサーサイド及び放映サイドの思惑等もうかがえ、響鬼という件の作品だからこその大変興味深い内容となっています。
ただし、響鬼は好きだが、制作側の実情等には興味なしという方にはお勧めできないので、星4つとしました。