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ミュンヘン スペシャル・エディション
※ 価格等のデータは日本時間 2008/12/05 04:29:21 時点のものです。
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パレスチナとイスラエルの抗争の一遍<1972年ブラックセプテンバー>を題材に、現代のテロを重ねて、スピルバーグがニュートラルな立場からテロの被害を描いた作品。
洗練されたメリーゴーランド風エンタメが全開。
舞台はミュンヘン・ロンドン・パリ・ローマ・ニューヨークと鮮やかに移り変わる。途中、懐かしの名車、ピカピカのシトロエンDS19が美しい輝きを持ってパリの街を走るのが観られる。
テロリスト暗殺シーンでは、音楽が狂騒的にストーリーを盛り上げる。
・・・・だが、怖いのは、その音楽がスカだった場合。
ハラハラどきどき、あ〜やばい殺されるよ!と思ったら、スカ!
殺されない。その恐怖。
そのあとの次の展開を待つ1秒、1秒、また1秒。
1秒が10秒にも感じられる。静寂の時間が紡ぐ恐怖。
テロに対する復讐の不毛さを、復讐を直接実行した人間の視点で描いたところが秀逸。一度殺人に足を踏み入れたものは、毎日眠れない時間をベッドで過ごさなければならない。自分のした復讐の報復を待つ身には、途中で足を洗うというオプションは用意されていないのだ。抗争のための大儀は、平和にはつながらない。正義は不正義を作り出す。
3時間近い上映時間だけれど、飽きずに最後まで観れてしまうのはさすがスピルバーグ。
たぶんスピルバーグが鍛錬に練りこんだ作品なのは分かるが、かなり難しい。気をつけて聞かないと分からなくなる部分もある。しかし主人公の暗殺者への転換が手に取るように分かる。しかし復習は復習を生み、ターゲットは消えることが無いという内容も伝わってくる。しかしこれは地域の考え方があるあるし、民族的であり、日本人がみても全ては真理的に読み取れないのが惜しい
ちょっとリアルなようでホントか?
と疑ってしまうような貧弱な暗殺集団
社会背景知らないと彼らの行動を納得して観れるものじゃないけど
イスラエルと言う国のことを知っている日本人がどれだけいるだろうか?
それを知らずに,なぜテロが起こるのか何て分かるはずが無い
始めは復讐というなのテロを少し偽善的に描くのかと思ったが
行き着く先は,血を血で洗っても地獄から抜け出せない
この映画を観て,もう少し世界の見えない所に目を向けようと思いました.
まずポリティカル・スリラーとして感精度の高い映画になっています。電話、電気スタンド、機会仕掛けの玩具などサスペンスを盛り上げる小物使い、俯瞰で撮ったカメラアングル、夜、雨のシーンの陰陽など。中でも「ゴッド・ファーザー」を思わせる乾いた銃撃シーンが、感情を排した冷徹な状況描写(銃の暴力性)につながっています。
報復の連鎖、組織と個人、麻痺していく暴力といった重いテーマを背景に据えながら、2時間40分のエンターテイメントをもった作品として仕上げたスピルバーグの力量が、ラストの主人公の苦悩を際立たせているのではないでしょうか。
何となくだけど、舞台は全く違っても主人公に藤沢周平の描く武士の生きざまと共通するものを感じました。そしてもっと深いところに、この映画が撮られた本当の意味の存在を感じました。そこには人間の一つの真理があるような気がします。それが何なのか私にはまだわかりませんが、静と動で見る者を惹き付けつつ、訴えるもののある力強い映画でもあり、深い余韻を刻む、スピルバーグ映画には魂があります。